埼玉 / 大國鮨

【埼玉県 / 狭山市 / 大國鮨】

市街からも、駅からも離れた場所に、このお店 大國鮨はある。

平成5年7月からお店を始め、23年になるという。

店主の山本和弘さんは、18歳の頃から13年間東京のお寿司屋さんで働き、そのお店の暖簾分けということで、この場所でお店をはじめられたそう。名前の由来もそこからきているとのこと。

鮨職人となったきっかけを聞くと、魚屋や、寿司屋もアルバイトをしていた経験から人に頼まれたことが始まりなのだとか。しかし

驚くのは、この箸袋や、壁にかかってる魚の絵、お品書き、湯のみまで、なんと、店主の作品。

箸袋にも店主の書かれた魚の絵、魚を美味しく食べられるようなメッセージまで添えられてある。

「他の人に頼んでいると、ちょこちょこ直すのも大変だから」と店主。

しかしそのクオリティーには、「元何職人さんですか?」と聞きたくなるものばかりだ。

この地域に30店舗くらいあったお寿司屋さんはいまでは、数店舗にまで激減しているとのこと。

「なにを大切にしていきたい、とかはわからないが、ありのままやっていきたい。」「なにも気取る必要ない。」「肩の力を入れてやるとお客さんが疲れてしまう。」話す店主。

そんな自然体の店主や、女将さんを慕って地域の方々でお店はいつも笑い声でいっぱいだ。

そんな地域密着形のお店。

お魚やお寿司、そしてお客さんにも愛情がたっぷり注がれているお店。大國鮨に是非!

■お店の情報

住所:埼玉県狭山市広瀬東4-8-6

電話:04-2954-6255

JAPANESE TIP

(ジャパニーズチップ) 食事の席でつくられた箸袋の造作物をTIP(感謝のしるし)だと見立てる試み