北海道 / 小樽Muse

【北海道/小樽市/小樽Muse】 

小樽駅からすこし離れた場所に小樽Museはある。 

画家ヴァン・ゴッホの名作の絵のようなカフェレストランを開いてみたいというのが夫婦の夢だったと、あかりの灯る港町・小樽に惚れてお店を開き今年で8年目を迎える。 

名前は昔二人が通っていたという、京都にあった名曲喫茶の名前から、そして奥さんの出身校であるモンタナ大学のMの頭文字から、小樽Museという名前になったそう。 

もともと店主の修司さんは北海道、洞爺湖にある奥さんのご両親のお店で約10年ほど修業されていたが、ずっと焼き直しのメニューばかりだったという。 「小樽にうつって3年目を迎えた時に、デミグラスソースも前まで缶詰めを使用していて、なんにも自分に自信がない。なんにもできない。と嫌気がさした。」と語る修司さん。 

「ハンバーグも主婦とどこが違うのか、こだわっている物が1つでもない」と研究を重ね、まずはデミグラスソースを一生懸命つくるところから始まったという。 

そして、今ではどんな料理でも一から仕込んだ自家特製にこだわり、ここでしか食べられない味をと、素材も地元産にこだわるようになり、アレルギーをもった常連さんとの出会いからも食品添加物を一切つかわなくなったのだとか。

奥さんである純さんはキャンドル作家としても活躍されており、お店のいろいろな場所にキャンドルが灯っている。店内はとても暖かく、ゆったりとした時間がながれている。 Jun's Light Gallaryとして、手作りのキャンドルも販売。購入することはもちろんのこと、気に入ったキャンドルを灯しながらご飯を食べることも可能だそうだ。こちらからも購入可とのこと。

 店内にはピアノやギター、P.A機材も常設されており、北海道内外のミュージシャンによるコンサートの開催をはじめ、時には即興ライブが行われることもあるのだそう。

「他の場所なら通用しないお店にしたい。」と修司さん。 他にもお店はいっぱいあるけれど、そこに行ってみたい!と思ってもらえる暖かく、特別なお店に。 キャンドルの灯る素敵な空間、料理、ご夫婦に会いに小樽Museに是非! 

 ■お店の場所 

 住所:北海道小樽市稲穂1-11-7 

電話:0134-31-6300

JAPANESE TIP

(ジャパニーズチップ) 食事の席でつくられた箸袋の造作物をTIP(感謝のしるし)だと見立てる試み